いよいよ12月ですね!
今年は、早い目にブログも『冬休み』をいただこうと思っています……。
…と、言うことで『年越し』です!
震災で転宅する前の
櫻庭の『元日の迎え方』をご紹介します…。
その当時の同級生は
…毎年。年が明ける数分前から電話をかけて
『時報』を聞きながら年越しをするよ!…
と、ある年の年賀状に書いてありました。
「ただ今から午前零時ちょうどを、お知らせします。
…ピッピッ。プーン!!」
私は、親から「寒いのに、どこに行くんや?」と
言われながらも、こたつから出て…。
ある年は、缶コーヒー。また、ある年は。甘酒を持って
自宅2階の物干し(ベランダ)に出ます。 外です!
すると、北側の山にある『お寺』から
除夜の鐘…。108つのうちの100個目の鐘が
「ゴ~ン!」と鳴っている頃です。 笑)
(寒さ対策で、暖かい飲物…。持参です。)
「そろそろかな~?」
最後に力いっぱい「ゴゴォ~ン!」と鳴らされるお寺の鐘に重なって
今度は、反対側の南の海側から「ボォーッ」と船の汽笛が鳴らされます。
そして、あっちからも。こっちからも
神戸港に停泊している船から汽笛が聞こえだし
大合唱です。
「ボーッ。ボッボッボーッ」とか、「ピィー。ピーピー。」とか
思いのほか多数の船が、一斉に鳴らしています。
中には、ちょっと… ヤケクソかな? という勢いで
「ボーッ。ボッボゥー! ボ、ボ、ボゥボゥボゥーッ! ボォーッ。ボッボー」
とか、競い合っているみたいで、笑っちゃいます。
貨物船やら客船。港を守る小型船たち…。
それぞれの場所から自分をアピールしているみたいで
「おめでとう! 今年も神戸の海をよろしくね。支えてね…。乾杯!」と
缶コーヒーを飲み干して、暖かい部屋に戻ります。
「なんや。お前! 鼻の頭が、真っ赤やぞ!」
と、冷やかされながら
「うわー。メガネが、曇ったー!」
が、お決まりの『年越し』でした。
今は、郊外に越したこともあり…。
…けど。
その時刻にはテレビを消して
家の中でこたつに温まりながら、耳をすましてみます……。
港とは、距離的に離れたので
『ここからでも、聞こえるのかな?」 と
せっかく、外に出ても聞こえなかったら
お正月早々、残念すぎるので外へは出ていません。
風向きによって空耳のように
去年は小さく聞こえたような…?
気がします。 file.50.end.
お読みいただきありがとうございました。
p.s. 時報の年越しをする同級生のお宅は、震災後、更地になり
行方知らずです。
年賀状。続けていたら良かったのに…。残念です。
前。住んでいた家では、冬の空気が澄んでいる夜中には
(受験勉強などをしていると…。)
「ピィー」という駅を通過する貨物列車の汽笛や
ガタゴト…。と走る音も聞こえていましたよ。
あ。そうそう。フクロウの鳴き声も真夜中に聞いたことがあります。
ホウホウ…。 笑)