先日の秋晴れの夕方。
…見通しのいい住宅地です…。
向こうの方で、女の子が走って行く後ろ姿が見えましたが
途中で、ころびました。
すぐに、小さい男の子が、出てきて
女の子が立ち上がるのを、手伝っていました。
女の子は『虫取り網』を、持ち
男の子は『虫かご』を、肩からさげています。
この２人は、姉弟かもしれません。
…道の真ん中で、何をしているのでしょう…？？
お姉ちゃんは、虫取り網を、杖がわりにして立ち上がり。
弟に支えられながら、足をひきずって歩きだしました。
ほほえましい光景を前に、私は、すぐ手前の家の角で、曲がりました。
コロナ禍なので、その子供たちから、回避です。笑）
そして今日。
先日の子供たちの謎が、解けました。トンボです…！
あの姉弟は、トンボを取っていたのでした。笑）
今日。自転車で走っていると
トンボが、走る自転車に、しばらく並走して、飛んでいました。
『…！』……あ。そうか！
私も、昔。トンボを取りました。
やはり住宅地の、車も入ってくる道路で
風に乗って、スイスイと飛ぶトンボを、友達と、交互に、追いかけました。
道の真ん中で、虫取り網を持ち、私達は
トンボが飛んでくるのを待ちました。
何回もトンボと並走して、全力で走って
何度。網を振り回しても、捕れないトンボ。
私たちを、からかうように、トンボは
しばらくすると、舞い戻ってきます。
何度も何度も。ムキになって、走っては、網を振り回しました。
そして、その時が、来ました。
トンボに負けないように、並走して『シュッ』と
網でトンボをゲットしました。
止まっているトンボでは、なくて、飛んでいる
トンボを、捕まえた！と、私は、とても、息が切れましたが
鼻が高かったことを、思い出しました。
先日の姉弟たち…は
『幼い日の私たち』でも、あったのだと、思い出しました。笑）
… そうか。そうだったんだ。と、納得した１日でした。
p.s. あの日。つかまえたトンボを見せると…。
私のような運動神経のない子供につかまるトンボも、トンボだなあ…。
と、笑われました。 笑）
end.
file.87. ku-suke通信
