櫻庭 栞の しおりん❜s畑

アナログ昭和女子(栞とく~すけ)が、お届けする『 ちいさな世界 』     あの日の お話&雑記・写真などが、入ったブログです…。

注文が多い…よぉ。おばあちゃん…


小学生の櫻庭の『裏山歩き(散歩)』の多くは
祖母のためでした。

ハコベ 』は『薬草』で、おなかの薬です。
祖母は、せんじて飲んでいました。

でも。祖母は、足が悪くて…山へは、行けません。
母と従姉妹の『ちーちゃん』と3人で
山に上がり『ハコベ』を、取りに行きました。


ちーちゃんと私が、先頭を歩き…。
山道沿いの『小さな白い花』を、探します。
「これ。ハコベ…?」
「あっ。そうよ」
母は、茂みに手を伸ばしますが、取りません。
「なんでー?」
「うん。ちょっとくきが、かたいから」
「これは?」
「う。う~ん。もっと。柔らかいのが、いいのよ」
「ふうーん」

ちーちゃんと私は、競争で、次の『ハコベ』を探して
前へ前へ…。と急ぎます…!

       そして、ついつい山の奥へ奥へと、行っちゃうのですね…。笑)

結局。祖母は『1度も、冬を越していない若い草』が、ご希望でした。


祖母には、祖母の父親から譲り受けた
『蘭』と『観音竹かんのんちく』の鉢植えが、数鉢ありました。

ある日。その『土が、欲しい!』と、言います。

      その当時は、ホームセンターも、100円ショップもありません。

そこで、ちーちゃんの『父親』が、登場!
おじさんの車に、祖母を乗せ、裏の山に、上がりました。

雨が、降った後には、山の土が
アスファルトの車道の脇に、さらさら…と、流れ落ちていて
カーブの所などに、こんもり … 山を作っています。

それを車の中から、1つ1つ見ていきますが…。
「もっと『あらい』のが、いいなぁ~」← もっと。大きい粒が、いい!

砂山をみつけると『速度』を、落とし車を寄せて
近くから見ますが、祖母は
「ここには、ない!」
と、言うので。

後日。別の所に、行くことになりました。
また。おじさんの車に、祖母と孫娘たちが、同乗です。!
     
       
再度山ふたたびさんです。ここは、九十九折りのカーブが有名で
カーブのたびに『番号』が、ついています。

夜景が見えるスポットや、お寺や池に、森林植物園…! 

土が落ちてきているカーブは、左右に、いくらでもありました。

六甲牧場。人工スキー場まで、来ました。
「あそこは?」
「ここは?」
右に左に、忙しく。ちーちゃんは、とうとう。車に酔い…。
祖母は時々。車を降りて、土を確認しますが
ダメでした。

で。結局…。お隣の六甲山の山頂の展望台まで、来ていました。

   小学生の私も、ため息。

            おばあちゃん!!
         そんなに注文が多いと…。
       最後には、食べられちゃうよ!! 

そんなこんなで、こんなに遠くまで来たのに…なぁ…。
  山頂で、西陽の傾く頃に、立ちつくす
      小さな栞…。でした。

   そして…。
   てんとう虫の、大群…。と、遭遇しました…。笑)
   過去ログで、是非見てください。
                    file. 78. end.

             お読みいただきありがとうございました。ペコリ。
 

   p.s.   今でも…。その『鉢植え』が、2つ3つ。
      かろうじて、残っています。母が、お世話しています。
      枯れずに、すごく長生き…?ですね。
      今。六甲山頂には、新しい施設もでき、展望台も
      オシャレなようです。 行っては、いませんが…。  

   【過去ログ】 です ↓
saku-sio63.hatenablog.jp