櫻庭 栞の しおりん❜s畑

アナログ昭和女子(栞とく~すけ)が、お届けする『 ちいさな世界 』     あの日の お話&雑記・写真などが、入ったブログです…。

神戸・お地蔵さま事情


  お地蔵さまも町内にたくさんありましたよ。

8月の地蔵盆になると、お地蔵さまの前には祭壇ができて
お花やお菓子が山のように、お供えされて
子どもの名前が書かれた提灯ちょうちん
万国旗の小旗が、 数珠じゅずつなぎになったものが吊り下げられ
裸電球で、ライトアップされます。
夜に子供たちが、お地蔵さまにお線香をあげ
手を合わせると、駄菓子がもらえます。

親から『友達と行っても、いいよ』と。言われた
近くのお地蔵さまは5ケ所あって、どのルートでまわるのかを相談して
お線香と大きなカラの袋を持って。
スタートです。

ゆっくり回ってもいいのに、友達と一緒だと、足が急ぎます。
どんどんお菓子で袋がいっぱいになって。
みんな笑顔!

もちろん。
その中の1つのお地蔵さまは、地元ちゅうの地元で。
私の名前が入った提灯も、吊るされていて…。
私の提灯も他の提灯と同じように、ゆらゆら明るくまわりを照らしています。
どこに吊ってあるのか?を、見上げて探すのも楽しみでした。

そして、その前で盆踊り大会です。
炭坑節やオバQ音頭を踊っていると
途中で聞きなれた近所のおじさんの声で
「はーい。休憩しますー。踊っている人は、しゃがんで(座って)ください」
と、マイクの音が入ります。

ラムネ(サイダー)や、アップル
        …アップルという名のオレンジジュースらしい…
プラッシー(オレンジジュース)などが、配られます。
         踊っている人へのご褒美でした。

子供たちは、もらったお菓子をボリボリ食べたり。
踊ったり。飲んだり。楽しい幸せな、ひと時でした。


お地蔵さまも震災に遭って、壊れたり…。
お世話をする人も少なくなり
今は、かろうじて3ケ所。残っています。

でも。まわりの民家(長屋)が更地さらち…となって。
……広い駐車場になり
……その横にポツン。と。扉も閉められたまま。
まわりの環境の変化に、取り残されたお地蔵さまが。ポツリ…。

回っていた5つのうちで『1番。立派!』で
アーケードもあったので、雨にもあたらず。
普段から小さな提灯が、いくつも飾られていたお地蔵さまは
今は。跡形もなく。…(アーケードもなくなり)
普通に住宅地になっていたりします。

さすがにそこで人が寝起きしているとは、思われませんが
1軒のお宅のガレージ部分が『昔。お地蔵さまがあった場所』と。
推測されます……。

つい最近。京都の吉田神社の近くに行った時。
前を行く中学生の男の子3人組の後ろ姿。
学校からの帰り道です。

そのうちの一人が、急に肩から掛けていたカバンを地面に置き
帽子を取って、お地蔵さまに手を合わせ
また急いで先に行った友達を追いかけていきました。

幸せなお地蔵さまですね。
お花も絶やさず、きれいにお掃除も、されていました。

さすが。京都! ほっこりしました。
神戸のお地蔵さまの現状にさみしさを感じます…。     file.14     end. 
                   
                    お読みいただきありがとうございました。



    p.s.   震災さえなかったら。こんなに急激な変化には
       ならなかったのかもしれません…?
       それぞれの事情が…。あるようです…。
       私も年に1回くらい…? 変化に驚きながら
       歩く、くらいになりました。
      
    
    よろしければ…前回の話もどうぞ【過去ログ】File13です。

saku-sio63.hatenablog.jp